弊社で平成９年に石材に塗った見本を平成１９年に撮影した写真です。
変色もなく、塗った当時の状態を保っています。（現在は金の発色がなく黄土色状態になっていますが、真鍮粉のように黒くなることはありません）
欠点としまして、非常に隠ぺい力が無いため、少なくとも３～４回ぐらいは塗り重ねないといけません。急ぎで仕上げたいという方には不向きかもしれません。

使用方法

1. 施工面のゴミやホコリ、汚れなどをできるだけきれいにとりのぞいてください。
2. オリコートをできるだけ良く撹拌し、刷毛、スプレーで塗付してください。
3. 使用した道具の洗浄にはラッカシンナーをご使用ください。※1
4. 塗装間隔は毎回約１時間以上（２０℃）あけてください。　３～４回の塗装で仕上がります。

　　　　決して厚塗しないでください。

　毎回の乾燥が遅れますし仕上がりも悪くなります。表面が白くボケて見える白化現象の大きな要因となります

※強溶剤型の塗料になりますので、下地に油性系の塗料が塗られている場合侵す場合がございます。

　ご注意ください。

　一般的にカシューが塗られている場合が多いですが、５年以上ぐらい前の塗装であれば

　塗装は可能かと思います。ただオリコートの場合、３回ほど塗り重ねますのでオリコート塗装の

　２回目、もしくは３回目で下地塗料を侵す可能性もございます。

　面倒ですが、塗料の剥離剤等で旧塗膜を除去することが一番安心です。

※耐磨耗性はありません。よく手で触ったりするところ、洗浄したりする場所では表面が磨耗し、金属粉がむき出しになり、変色やムラが見えるようになるため避けてください。
  

※1.刷毛の洗浄には良質なラッカーシンナーをご使用ください。

ホームセンター等で購入されましたラッカーシンナーを使用しますと、ゲル化したという事例を数件聞いております。必ず溶解するかどうかの確認をしていただきますよう、宜しくお願いいたします。

塗装個所　　　金属、木、石、紙等
                 

                 ※石の場合、彫った文字の中であればそのまま塗装できますが、直接雨や太陽光が当たる場合は　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　プライマー塗装後、　密着試験の必要があります。
　　　　　　　　※非鉄金属（ステンレスや亜鉛メッキ、アルミなど）につきましてはプライマーが必要です。

 　　　　　　　 ※木部の場合、吸い込みがあるとオリコート本来の金色がなかなかでません。

　　　　　　　　　 その場合、木固めエースを1～2回含侵させ、下地を固める必要があります。

耐候性　     　屋外　３～５年

　　　　　　      屋内  １０年

塗装面積　　　０．３～０．４㎡/1/12Ｌ　（塗装状況及び被塗物により変わります。）

木固めエースNEO　（240ｍｌ）

古文化財の補修と永久保存を目的に、文化庁の依頼で開発されたポリウレタン樹脂系塗料です。木材にきわめて浸透しやすく、木の中の水分と反応して高分子樹脂に変わり、木を固める性質があります。塗膜をつくる塗料と違って、木の表情を残します。

硬化後の木材は人体に無害、変色しにくく耐摩耗性に優れています。

食品衛生法をクリア、85℃の熱湯消毒にも耐えます。

塗装面積　１～２㎡/240ｍｌ

※業務用の規格、1ｋｇ、4ｋｇ、16ｋｇもございます。（お尋ねください。）

※開缶後は出来るだけ半年以内に使い切ってください。保管状態、開け閉めの頻度にもよりますが、古いものは一見変わりなく見えても性能は落ちています。
※残った塗料を元の缶に戻さないようにしてください。全体が固まってしまう場合がございます。