2016年

10月

17日

③屋外壁面塗装

建物の外壁を塗り替えるタイミングとして、塗膜がチョーキングしているかいないかと言う判断がわかりやすいと思います。黒板に文字などを書くときにチョークを使いますが、チョークを手に持つと白く粉がつきます。
これと同じで、劣化した塗膜を手でなぞるとチョークを持ったときのように白い粉が着付いてくる場合があります。

 

 

これは塗膜が太陽の紫外線のため劣化し粉を吹く状態になるためです。

特に壁面の南側、西側は直射日光が厳しいのでなりやすい。

この症状がでると塗料は
塗り替えてくれ~!!!と悲鳴をあげているのです。

できるだけ早く塗り替えてあげてください。

 

ところでこの粉、実は塗り替えるには非常にやっかいな代物。
まずはこの粉を取ることが大事なんです。

 

① 素地清掃

外壁の場合、前述した塗料が劣化した粉、他にコケや藻が付着している場合があります。
この上に塗料を塗っても、素地と密着していないため剥離につながります。
プロの業者さんはこれを150kgf /㎠以上の水圧のかかる洗浄機を使ってみるみる取っちゃいますが、御家庭ではもしあったとしても4060kgf /㎠のもの。機械の力だけでは落とせません。
ちょっと大変ですが、最初に壁を濡らして、デッキブラシなどでゴシゴシ落としましょう。
せめて汚れのひどいところだけでも。そしてその後洗浄機で洗浄です!
これも我が家のため、長持ちする塗装にするためにがんばりましょう!

乾燥後、下塗り(シーラー)を塗装しましょう。

  

クラック(ひび割れ)がある場合は、その後塗装ののるコーキングを施工。

 

コーキングにもいろいろありますが、ウレタンコーキングや変性シリコンコーキングを使用してください。

決して
シリコンコーキングは使用してはいけませんぞー!!
シリコンコーキングの上には塗料はハジいた状態になり塗装はできませんから~(。┰ω┰。

 

その後お気に入りの色を上塗りしましょう!

ここでワンポイントアドバイス
コーキングをすることで、このクラックからの水の浸入は防げるのですが、上塗りを塗装した後に見ると見事にミミズが這ったようなあとができてしまいます。

これは壁面とコーキングとの
吸い込みの差ができてしまうから。
これは是非避けたいとこなんです。
じゃ、どうするかというと、コーキングを薄く施工した後、

微弾性の下塗塗料
を塗装するんです。

微弾性の下塗材?

シーラーは塗膜の中に浸透して下地を固め吸い込みを抑えます。
一方微弾性の塗料は浸透せず、今ある塗膜の上に普通の膜を作ります。
コーキングと従来ある壁面との吸い込みの差が少なくなるわけです。
吸い込みの差をなくすことが塗装を

美しく仕上げるコツ

ということがここでも出てきましたね~(●^U^●)

 

もうひとつ!(うるさいことばかり言ってすいません・・・)

一回塗りではダメ。
必ず二回塗りしましょう。
前述の通り塗料は劣化すると粉状になりながらも素材を必死に守ります。
一回塗りの膜厚より二倍の膜厚になる二回塗りの方が長くもてることは容易に理解いただけると思います。

 

 

 

 

簡単にまとめますね!

○ 壁面にクラックがない場合

洗浄 → 乾燥 → シーラー → 上塗り(2回)

 

○ 壁面にクラックがある場合

洗浄 → 乾燥 → シーラー → コーキング → 上塗り(2回)

○ 壁面にクラックがある場合(コーキング跡を出したくない場合)

洗浄 → 乾燥 → シーラー → コーキング → 微弾性の下塗塗装 → 上塗り(2回)
(コーキングを山盛りしないでクラックに押し込む感じに施工することがコツです。)


塗装の手順は・・・
そうです!
まずは養生、そして塗りにくいところから塗装!でしたね!(●^U^●)

※塗料の樹脂のグレードは様々。
一般的に、アクリル→ウレタン→シリコン→フッソ

と感じでグレードは上がってきます。もちろん価格も。
ただ、個人的な見解ですが、水性のシリコン樹脂塗料はシリコンの含有率がとても少ないのではないのかと感じざるを得ない場面によく出くわします。

2016年

10月

15日

②室内壁塗装

自分の好きな場所を好きな色で塗装してもっと居心地のいい場所作りませんか?
最近ではマグネットペイントを下塗りしその上にカラフルな黒板塗料を塗ることで壁面の一部に機能性を持たせることもできるんです。

室内の壁を塗り替える場合注意しなくてはいけないのは、壁面に油分やたばこのヤニが付着していないか。
どちらとも上塗りの密着を妨げる要因になりますし、タバコのヤニは上塗りの塗料を突き抜け染み出てくるやっかい者です。必ず家庭用の洗剤でかまいませんのでしっかり除去してください。

それからいよいよ塗装です。

 

モルタル面や吸い込みのあるようなクロスには、まず下塗り(シーラー)を塗装します。
室内の壁には通常つや消しの塗料を塗装します。好みの問題もありますが、つや消しの方が壁に当たる照明の灯りも落ち着いた感じになります。
欠点としてあげるとしたら、汚れやすいこと。

最近では汚れが取りやすい機能をもたせたものもできていますが、やはり汚れはつきます。

少し艶を出す(3分艶程度)ことで汚れのつきやすさはだいぶ改善されます。

検討してみてください。

せっかく塗り替えるなら、ご自分の本当に好きな色を塗りたいもの。
家庭塗料ではクリーム色とか茶色とか出来合いの色しかなく、イメージと合わない場合も多いかもしれません。
色は無限大に作ることがでるんです

 

弊社のような塗料の専門店にお任せください()

きっとお望みの色ができる!!かも・・・

※塗料は顔料を使っている場合が多いです。印刷の色のように染料で作られている色は、さえた色ほど塗料での再現はむずかしくなります。

後は塗装の基本に沿って!
まず養生、そして塗りにくい場所から塗装
その後塗りやすいところを塗装です!d(^^*) 

0 コメント

2016年

1月

04日

① 塗装の基本

塗料の役目っていったいなんでしょう?


汚れたり古くなった素材を塗装することできれいに見せる美観、そして木・鉄・コンクリートなどの素材を塗膜自らが先に犠牲になって守る保護、大まかに言うとこの二点だと思います。

 

現在では匂いを吸着したり、遮熱をしたり、虫をよせつけなかったりするような機能性の塗料も多くなりました。

 

塗料ってあまり目立ちませんが、このようにとっても重要な役目をもってるんです。
そんな大事な役割を持っている塗料ですが、せっかくだったら綺麗に仕上げたいものです。

 

先ほども申しましたが、塗装するものにはいろいろな素材があります。

 

この素材には程度の差はありますが吸込みがあります。
鉄などの金属にも吸込みがあるんですね。

 

この吸込みを抑えること、これがしっかりとできていないと何度塗装しても思った仕上がりにはなりません。

 

いわゆる下塗りになりますが、絶対に無視できない工程なんです。

 

素材によって言い方も違います。(木部やコンクリートの場合「シーラー」、金属の場合「プライマー」や「錆止め」(錆止めは錆を抑えると言う意味で吸い込みとは意味合いが少し違いますが。))

 

 

二番目、それは養生。

 

塗装の経験のない人ほど、塗料がついてはいけないところについてしまう。
そういう場所にはマスキングテープなどで先に養生しましょう。
 
三番目、塗りにくい場所を先に塗る。

 

際や入り隅など塗りにくい場所を刷毛塗りなどして先に塗装しましょう。
塗りやすいところは後でゆっくり!

 

以上三点のこと、頭に入れておいてくださいね!

 

次回は「室内壁塗装」です。お楽しみに♪

 

2016年

1月

03日

塗装のコツ(5回シリーズ)

塗装って難しいものって思ってませんか?


やってみると意外と楽しいし、簡単です。

 

コツがあるんです、コツが!d(^^*)

 

上手な塗装のコツ、それは慌てないこと、急がないこと!(笑)

 

今回は、
 ① 塗装の基本
 ② 室内塗装
 ③ 屋外壁面塗装
 ④ 木部塗装
 ⑤ 金属塗装
の5回にわけて説明します。

 

では、参りましょう!

 塗装の基本

塗料の役目っていったいなんでしょう?
汚れたり古くなった素材を塗装することできれいに見せる美観、そして木・鉄・コンクリートなどの素材を塗膜自らが先に犠牲になって守る保護、大まかに言うとこの二点だと思います。
現在では匂いを吸着したり、遮熱をしたり、をよせつけなったりするような機能性の塗料も多くなりました。
塗料ってあまり目立ちませんが、このようにとっても重要な役目をもってるんです。
そんな大事な役割を持っている塗料ですが、せっかくだったら綺麗に仕上げたいものです。

先ほども申しましたが、塗装するものにはいろいろな素材があります。

この素材には程度の差はありますが吸込みがあります。
鉄などの金属にも吸込みがあるんですね。

この吸込みを抑えること、これがしっかりとできていないと何度塗装しても思った仕上がりにはなりません。

いわゆる下塗りになりますが、絶対に無視できない工程なんです。

素材によって言い方も違います。(木部やコンクリートの場合シーラー、金属の場合プライマー

錆止め(錆止めは錆を抑えると言う意味で吸い込みとは意味合いが少し違いますが。))

二番目、これは養生
塗装の経験のない人ほど、塗料がついてはいけないところについてしまう。
そういう場所にはマスキングテープなどで先に養生しましょう。


三番目、塗りにくい場所を先に塗る

際や入り隅など塗りにくい場所を刷毛塗りなどして先に塗装しましょう。

塗りやすいところは後でゆっくり!

以上三点のこと、頭に入れておいてくださいね!